《第78回》 新型インフルエンザの大敵は「冷え」

2009 関根進いのちの手帖

僕が仲良くしている東京女子医大・青山自然医療研究所クリニック院長・川嶋朗さんには、「心もからだも「冷え」が万病のもと」(集英社新書)というベストセラーがあります。

その川嶋医師が、「新型インフルエンザ対策」についても、

「冷え」や「薬の多用」が要注意だと,警告しておられます。

これは「すこやかメッセージ」秋号

(NPO法人レックス・ラボ 乳酸菌生成エキス研究会・発行)

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の巻頭特集――≪インフルエンザには「うがい」「腸内環境」「冷え」、

この3つがキーポイントです≫

と題する特別インタビュー記事ですが、抜粋紹介しておきましょう。

「抗ウイルス剤などの薬を多用する前に、

普段から自らの体の免疫力を高めること」が

いかに大切か?と述べています。

とても参考になる話ですから、

一部を紹介させていただきましょう。

「秋口からまた流行することが予想されますが、

しつこいほどうがいしている人はかからないと思います。

いたずらに抗生物質なんか飲んではいけません。

『乳酸菌生成エキス』を飲んでつねに

腸内をいい状態に保って

免疫力をあげておくことを基本にして下さい。

冷えを遠ざけ、普段から体温を上げておくことも大切です。

①うがい ②腸内環境、③冷え

この3つがキーポイントです。(略)」

さらに次のようなアドバイスも語っておられます。

「副作用で複数の死亡例も出ている

タミフルやリレンザ(抗ウイルス剤)を

皆さん多用している状況の方が気になります。

死亡者が続出するような

強力新型インフルエンザに対しては、

その使用もやむを得ないかもしれません。

でも、持病もなく、新型インフルエンザにかかるまで

健康だった人の死亡例はまだ聞こえてきません。

その使用には慎重になるべきではないでしょうか?」と。

大切なポイントは

≪熱を薬で簡単に下げてしまわないこと≫だそうです。

ところが残念なことに、

「まだ大半の方が、

≪熱があったら抗生剤≫という抗生剤神話を信じています。

でも、風邪に関して抗生剤は効きません。

2003年に日本呼吸器学会も、

日本感染症学会も効果のないことを発表しています。

細菌は自分の力で増殖するが、

他の細菌などに寄宿して増殖する・・・つまり

ウイルスには自分の体内に栄養を取り込んで

増殖するという機能がないから抗生剤は効かないわけですが、

自信のない医師が

≪もし細菌性の肺炎だったりしたら責任問題になる≫

などと焦って、やたらと抗生剤を処方するために、

かえって風邪やインフルエンザをこじらせてしまう危険もある」

――と警告しておられるわけです。 インフルエンザと言うと、

ワクチンはもちろん、すぐにタミフルやリレンザといった

抗ウイルス剤の薬のことばかりが注目されますが、

日頃から、腸や血液をきれいにするような

体を温かく保つ養生法を積み重ねておくことが大切だ――、

「薬の多用」「薬の妄信」には気をつけよう――

というアドバイスでしょう。

皆さんも、この冬は心身を温かくしてお過ごしください。

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