《第18号》高額医療費に克つには? 上手に「いのちを掴む」には?

不況とは、人間の品性も堕落させる――

といったら言い過ぎでしょうか?

新聞やテレビを見ても、

あちこちで詐欺やゆすりモドキが跋扈し、

最近、あなたは、予想もつかないオカシな事件に

巻き込まれることがありませんか?

これまで信頼していた友人や知人から

騙されたり、たかられたりした経験がありませんか?

ともあれ、先行き不透明な時代とは、

ガン治療の世界でも、トラブルや悩みが多発しています。

とくに「いまだガンそのもの正体すら分かっていない」

「万全の完治薬も開発されていない」・・・

その魑魅魍魎(ちみもうりょう)の世界ゆえに、

この世界でも、いかがわしく、哀しい話が付きまといます。

なんといっても、患者と家族が不安に見舞われるのが

「ガン治療とお金の選択肢」の問題でしょう。

医療界やマスコミ界で公認されている

「手術、抗ガン剤、放射線」という

西洋医学・標準治療にしても、

健康保険や高額医療費還付

といった医療システムに守られていますから、

多くの患者が「安く、最新の治療が受けられる」

と信じているわけです。

(しかし、自己負担以外の7割は

僕たちの払っている税金・保険料ですから、

これは、じつは、べらぼうな「高額治療」なのです)

では、この「高額医療と治療効果」の

現実はどうでしょうか?

「切る、叩く、焼く」という西洋医学の臓器分断療法は、

疼痛を伴う副作用や後遺症を招き、

ガンではなく、激しいガン治療の繰り返しで

いのちを縮めるケースも多いことも事実でしょう。

一方、この西洋医学の限界に気付いた患者の半数が、

代替療法や漢方療法、民間療法も併用して、

なんとかいのちを助かろうと必死になっているわけですから

ますます、ガン治療選択は混沌。

「高額医療と治療効果」――、

患者と家族の悩みは深くなっているわけです。

その患者の悩むに付け込んで、

西洋医学サイドでは検査漬け、薬漬けが跋扈しています。

200万円、300万円、400万円の最先端ガン治療法を

推薦する医師もいます。

一方、代替療法サイドからは、

500万円、600万円、1000万円の「秘薬療法」?

とやらを押し売りする医師や治療師も出ています。

悲しいことですが、

「胡散臭い」「いかがわしい」高額治療を押し売りするのは、

代替療法や健康食品の業界だけでなく、

西洋医学の業界にもたくさん跋扈しているわけです。

いままさに、患者は「いのちが助かりたい」がゆえに、

思わぬ「いのちの危険」にさらされている――

そうした恐ろしい時代と言ってもいいでしょう。

もちろん、「タダでいのちが助かる」といった

きれいごとの話もウソでしょう。

では、ガン患者はどうすれば、

こうした「治療とお金」の裏に潜む

「不安と難問」を乗り越えて

上手に「いのちを掴む」ことが出来るのか?

ズバリ、次のような原則を

はっきりさせる「強い気持ち」が大切だと思います。

それは「患者が主演、医師は舞台監督」という考え方です。

これは拙著「ガンに打ち勝つ希望の法則50」でも紹介した、

僕の敬愛する川嶋朗・東京女子医大准教授の持論です。

次回、拙著の「希望の法則24」から、

治療選択のポイントを抜粋しておきます。

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