《第41号》●希望の法則41 「医者に病気を治すことはできません」――人気の医師・川嶋朗さんの新刊

僕が親しくさせてもらっている東京女子医科大学附属

青山自然医療研究所クリニックの川嶋朗所長から、

「見えない力で健康になる」という新刊が送られてきました。

本書のキャッチフレーズは「3年間予約待ちの人気ドクターが教える、

『自分の力』で病気を治す方法とは?」というわけですが、

「医者には、あなたの病気を治すことはできません」と

正直に言い切る川嶋先生の人気はウソ偽りなく、いまや、爆発的です。

ガンのような難病や原因不明病、そして老化に悩む多くの患者が、

「病気を見て病人を見ず」「患者を壊れた機械としか扱わない」――

という、いまの西洋医学の限界に気づき始めたために、

川嶋先生のようなホリスティックな医師が急激に人気を集めているのでしょう。

このコラムでも何度か紹介しましたが、

川嶋先生の講演を聞いたり、診察を受けたりしたことがある人なら分かりますが、

じつに快活に簡明に、「病気を治せるのは医者ではなく、

ほかでもないあなた自身なのです」――と語りつつ、

あれこれとカウンセリングしてくれるいまどき素晴らしい先生です。

西洋医学に、代替医療も組み合わせたいわば「見えないいのいのパワー」を

総動員した、治療設計、人生再設計をはかってくれる医師というわけです。

ま、ホリスティック医学の草分け、

僕の主治医である帯津良一医師の次を継ぐ次世代のホープですが、

医師にしては珍しく、本当に患者の気持ちを受け止めることが

できる人なんですね。

本書には、医師の視点からではなく、あくまで悩める患者の視点から、

病気は「患者自身の自力で治すことができる」

ヒントがたくさん詰まっていますから必読です。

たとえば、「病気を治すヒント」の章の「たとえガンが治っても

不幸せでは意味がない」という項目には乳がんの手術を自らの意思で断って、

納得して人生を全うした患者さんとのことが綴られています。

≪結局、彼女が手術を受けることはありませんでした。

そして、1年半後、きれいな姿のまま、彼女は亡くなりました。

彼女の死は、医者としていまだ不本意です。

でも(略)手記には「まったく悔いはない」という言葉で

締めくくられていました。(略)≫

≪彼女の死は私に、たとえ不本意であろうと

医者のエゴを患者さんに押しつけてはいけない、

という事を肝に銘じさせてくれました。

医者が患者さんに対して

「自分はこの人をこうしたい」という気持ちと、

患者さん本人が「こうしてほしい。

こう死んでいけたら幸せ」という気持ちは違うんです。(略)≫

こんなに素直に、患者と医師の関係を語る本が

これまでにあったでしょうか?

ガンを切るか、切らないか? それ自体になんの優劣もありませんが、

問題は、患者が「わが身のいのちと、人生の過ごし方」をどう考えるか?

すべての治療選択のポイントはここにあるというわけです。

「患者自身の幸福感」が第一というわけです。

僕自身、手術の難しい食道ガン治療をことわって

「ガンを切らずに12年」という幸運を得た身でしたから、

人生の選択にわがままを通してきた患者としては

思わず、身を乗り出すようにして読んでしまいました。

あなたならどう感じるでしょうか?

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