《第17号》続・薬食力のひみつ=日本の大病院の食事はあまりにもお粗末だ!

2008 関根進いのちの手帖

[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]薬膳といえば、僕が10年前に放射線の後遺症で背中に被爆帯が出たとき、王振国医師に診断してもらうために、飛行機で一昼夜かけて中国・東北部(旧満州)にある長白山研究所に行き、診察の後にご馳走になった料理の味はいまだもって忘れられません。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]

まるで竜宮城のような建物の薬品工場から出てきた天仙液の開発者・王振国医師は、 霊峰・長白山に住む仙人というイメージではなく、顔艶のよい、やり手の実業家という 感じの大柄の人でした。早速、僕の背中の放射線被爆帯をじっと見ると、ゆっくりと舌の 色を診て、顎下のリンパ腺を触診しました。指をそっと腕に当ててしばらく脈診をつづけ、 「白血球がまだ下がっていますから、猪血(豚の血を固めたもの)を食べてください。また、 かなり、放射線照射で食道腔内が固くなっていますから、天仙液を多めに続けましょう。 背中の被爆帯もやがて消えるはずです」とやさしく微笑むではないですか?

その晩はゲストハウスに泊めていただいたのですが、夕食に出てきた料理はすべて 自然の香りに包まれ、じつに素晴らしいものでした。300坪の薬草植物園からは、とりたて のカボチャや瓜が煮物として並びます。カステラのようにホカホカと温かい、トウモロコシ のパンの味が深くて美味しいのです。もちろん、貧血によいという猪血をサイコロに固めた もの炒めた野菜と一緒に出されました。

あの消毒液と屎尿の臭いの混じった東京のガン病棟で病院食を食べながら「死を待ちつづける」陰鬱な雰囲気とは雲泥の差だなあと感じたものでした。王医師は、長白山 のほかに北京、上海、珠海に近代装備の大きな病院を経営していますが、当然、病院の 食事は薬膳料理で、薬と食のまさに薬食同源の治療を続けているわけです。

ちなみに、帯津三敬病院では、「粗食のすすめ」の著者で栄養士の幕内秀夫さんが食事の担当で、漢方粥と玄米菜食が中心です。いまの日本の医療制度では薬や検査に 比べて食事は医療点数が低いわけですから病院経営上も「薬」には力を入れても「食」 には無頓着な病院が多いものです。僕なども、食道ガンで大学病院に入院しているときに、 なんと辛味たっぷりの「カレーライス」や「カレーうどん」が出てきて、あまりの無神経さに 婦長さんに文句をいったことがありました。

ガンの患者に限りませんが、ことに女性などの間で、これだけ「薬」と「食」はいのちの源 だと見直されているにも関わらず、本家本元の病院の意識が遅れているのは悲しい限り でね。ますます偽食から正食へ、飽食から粗食へ・・・、セレブの憧れの的といわれる歌手 のマドンナのように専属のマクロビオティックの料理人を連れて世界を旅するマネはでき ないにしても、夫婦が協力して、わが家の薬食料理のレベルをいかに上げるか―― ここが元気長寿の秘訣であり、また人生を楽しむほんとうの贅沢ではないでしょうか?

(*写真は、3年前に帯津良一医師と王振国医師の経営する中国南部・珠海の病院を 訪問したとき、ご馳走になった王先生自慢の薬膳料理)食材の 特性を生かす、いわば「陰陽調和」の食事です。

薬膳はカロリーをベースとした西洋栄養学にはない、体の調和を図る漢方栄養学ですから薬膳を理解すると西洋と東洋の両面から食の知識や理解が深まり、まさに薬食同源=「薬は食に勝る」の発想に元気延命を掴むことができると思います。

[/vc_column_text][vc_single_image image=”10519″ img_size=”” alignment=”center” style=”vc_box_shadow_3d”][vc_column_text]さて、僕が選んだ薬食療法の話ですが、本場中国の薬膳ではなく、日本独自に編み出された「マクロビオティック」という玄米菜食法を日々、続けました。(第10章、第11章で詳説) ただし、中国や台湾陰陽に旅行したときは薬膳も楽しみますが双方とも五行論を基本とした東洋独自の食事法です。原理としては、多少、陰と陽の考え方も違います。薬膳では肉や油を使いますので脂質のとり過ぎは、カロリーのとり過ぎにつながります。くれぐれも食べ過ぎないように 注意しながら楽しむ感覚が特に日本人に必要でしょう。

薬膳は中国の陰陽調和料理であり、あくまでマクロビオティックは玄米菜食を中心とする日本人が編み出した陰陽調和料理と考えたらよいと思っています。

薬膳のポイントは季節の食べ物と体調はとても関係が深く、旬の食べ物を生命のある薬膳食品 と組み合わせて食べることで、体調を整え病気にかからない体作りをめざします。

マクロビオティックのレシピについてはのちの章で詳しく書きますが、以下、僕の友人で「健康養生塾」を主宰している大屋玲子さんにご馳走になった美味しい薬膳料理の作り方を挙げておきます。マクロビオティックは厳しすぎるという読者には、こちらの方がよいかもしれませんが、繰り返しますが、マクロビオティックと違って肉も動物油も使いますから、脂質の取りすぎには注意しましょう。

薬膳料理ついては、この「健康養生塾」の「薬膳料理の紹介」欄に、

◆「海老と蕪(かぶ)の蒸し豆腐、蕪あんかけ」

◆「春野菜の天ぷら」

◆「棗(なつめ)しょうが茶」といった、体によくて美味しそうなレシピが載っています

ので参考にして見ましょう。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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