理事長挨拶

元気で長生き/「聞いて、懇談して元気になろう」「食べて元気になろう」〜

現在日本の人口の20%を65歳以上の高齢者が占めるという超高齢社会では、年齢とともに増加する医療費や、様々な病気が大きな社会問題となっております。医学医療の進歩により人間の寿命は延び、わが国は世界一の長寿国となりました。

しかし、いまだ克服できない病気も多い現状の中、わが国の成人の死因は、がん・心臓病・脳卒中が上位を占めていて、その病気に共通する危険因子は、日頃の生活習慣によるところが大きいとされています。

そのため、高齢化による老人医療費の増加、つまり、加齢に伴う医療費のウエイトの増加が事実であります。このまま高齢化社会が進み、医療費が膨張すれば増加した医療費は国(各都道府県・各市区町村)、または現役世代が負担することになるか、高齢者に対する医療、介護サービスの質を落とさなければならなくなります。

そうした背景から、健康養生塾協会は栄養、食生活、身体活動、こころの健康といった養生を見直す必要があると考えております。また、病気になる前に現れるいろいろな身体の症状をよく知っておき、将来の病気を防ぐ意味において皆様と一緒に「未病」を考えて、そして各種の活動を通して「聞いて、懇談して元気になろう」「食べて元気になろう」という楽しいひと時を過ごして頂き、健康になる場をご提供すると共に、健康養生塾協会のスローガンでもある“元気で長生き”という目標を皆様と一緒に実践することができればと思っております。

特定非営利活動法人健康養生塾協会 大屋 玲子

タイトルとURLをコピーしました