《第8号》 「自力」と「他力」――どっちが大事?

[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]前回紹介した「むすび」誌の12ページ対談で、

僕の主治医であり、いわば人生の師ともいえる

帯津良一医師に、「自力と他力」という

養生努力のことについても伺いました。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]「いったい『自力と他力』のどちらを大事にすべきか?」

という、素朴な疑問も考えさせられました。

希望達成・自己実現の養生努力といえば、

昔から、「自力」と「他力」が挙げられ、

仏教では、僕たちの「自力」という行為も、

仏の大いなる「他力」に包含されたものと

されているようですが、

「心の養生のなかで、一番大事なのは『ときめき』だ。

わくわく、いきいきといった感情だ。

ときめきこそ生命エネルギーの爆発=生命の躍動だ」――

とする、帯津さんは、医師として、

また柔軟な科学者としての立場から

じつに明快に、

養生努力・自己実現のヒケツについて

答えを出しています。

これは、先生の近著「万物を敬う」という本に

詳しく書かれておりますが、

以下のような考え方です。

「『他力』とは、虚空*1の大いなる生命(スピリット)に

身をまかせることであり、

『自力』とは、自らの生命力(ヴァイタル・フォース)を日々

高め続けることである」と。

「人間の小宇宙エネルギー場は、

無限の大宇宙エネルギー場のミニチュア」だから、

大いなる生命場である「他力」に身に任せつつ、

わが身の生命場を「自力」で切り開きながら

養生努力をしていくことが

日々の希望達成・自己実現のヒケツであり、

究極の処世法だ――ということになります。

「宙身一体のエネルギーの調和こそ

養生努力=希望達成のヒケツだ」とする

一元論的発想です。

ちなみに、このコラムでは

希望達成のパワーを上げるために

≪生命力向上のイメージ図≫を作成しました。

それが≪希望→知恵→努力→言葉→縁→運→ときめき≫

と、7階層に分けた

≪希望達成のエネルギー上昇図≫です。

分りやすく、宇宙ロケットになぞらえて

≪生命力エネルギーの7階層・3段ロケット図≫

第1段=希望・知恵・努力・言葉――、

第2段=縁・運――、そして

第3段=トキメキ――という

エネルギーの相乗&上昇の効果をイメージしながら

難関・難題を乗り切る――、いわば、

《逆転発想の希望学》のイメージ・トレーニング法ですが、

「自力」と「他力」という養生努力の発想法を付け加えて、

もう少し分かり易く説明すると、

別図のようになります。

ちょっと、大まかなパワー分類とはなりますが、

この程度の直感的なイメージ図が、

もっとも真実に近いものだと僕は考えています。

最近は、このカオス(混沌)渦巻く複雑な世界までを、

機械の部品のように

きっぱりと「二分割」することが科学性と立証性に富む

客観的思慮だと、信じられています。

しかし、宇宙や自然、そして人間の生命体とは、

すべて≪4÷2=2≫などと

割り切れることの方が稀なわけです。

ちなみに、昔、

「思慮」「判断」のことを「分別」といいましたが、

最近はとくに、西洋科学に阿って、

なんでもかんでも、「大小」「上下」「善悪」「勝敗」などと

単純に“分別”することが正しい――と、

常識化されていることに問題があります。

さらに、これが人間に「絶望感」や「挫折感」をもたらす

大きな原因になっていると、僕は考えています。

西洋科学や哲学の用語では

「フラクタル」「ファジー」「カオス解析」「非線形」などを含めて

「複雑系」などと偉そうな用語を当てています。

「部分が全体に、全体が部分に影響しあって

複雑にふるまう系」という意味だそうですが、

そんなことは、とっくの昔に

東洋の一元論が論破していることなんですね。

本来、割り算でも、微積分でも

簡単には割り切れないから、

人生とは面白い。

その不安を突き破ろうとする

したたかな智恵が生まれる――。

これぞ、自己実現・希望達成の「ときめきの爆発」の

エネルギー源なのではないでしょうか?

それはさておき、別図で掲げたように、

≪希望→知恵→努力→言葉→縁→運→ときめき≫の

希望達成のエネルギー向上法とは、

≪自力→他力→自力→他力→自力→他力→自力≫

の連鎖作業を繰り返すことだと、

考えてはどうでしょうか?

希望達成のエネルギー向上法とは、

「小宇宙と大宇宙」そして

「自力と他力」の調和の中で得られる

――、こう考えれば、わが身に起こる絶望や挫折を、

すべて「悪縁や不運」のせいにする、

消極的な処世法から脱せるのではないか?――

僕はそう考えているわけです。

繰り返します。

なぜ、希望達成・自己実現に、

無限の大宇宙を意識することが重要か?

「自力」と「他力」を同調させることが大切か?

それは、宇宙自然が全体を調和に保つ

無限のエネルギーを秘めているからです。

人間という小宇宙生命体が

大宇宙生命エネルギーと一体化するときに

≪対立を調和に変える≫≪不可能を可能に変える≫、

つまり、進化調和といいますか、

希望達成のパワーが

奇跡の如くに“爆発”する――

そう直感しつつ、図式化したのが

≪希望実現の上昇図≫なわけです。

*1 虚空とは、何千もの宇宙を抱いた無限の大生命空間。[/vc_column_text][vc_row_inner][vc_column_inner][vc_column_text]≪いのちの手帖・推奨!希望達成のトキメキ養生法≫――これが、帯津式「元気養生法」の十二カ条
(帯津良一著「達者でポックリ」「ポックリ名人」より)

第一条 出来るだけ歩く
第二条 気功を身につける
第三条 旬のものを、地場のものを食べる
第四条 好きなものを少し食べる
第五条 酒をたしなむ
第六条 早寝早起き
第七 いつも希望のときめきを
第八条 生きる哀しみ(旅情)をかみしめる
第九条 この世は品性を磨くための道場と心得る
第十条 折に触れ死を想う
第十一条 わが弱点をサプリメントで補う
第十二条 いい場に身を置く[/vc_column_text][/vc_column_inner][/vc_row_inner][/vc_column][/vc_row]

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