[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]12年前、僕はガン病棟に、
当時としては珍しい軽量のノートパソコンを持ち込んで、
「ガンを切らずに治そう」と同時進行の闘病記を初めて書きました。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]そのタイトルが「母はボケ、俺はガン」(というタイトルで、
このちょっと衝撃的なタイトルを考えたのが担当部長のKさんでした。
Kさんは、当時、40代の働き盛りのバリバリで、
「ちょっと、エグいタイトルをつけてすみません」と、
はにかんだように笑った顔をいまでも思い出します。
僕が、58歳で食道ガンを宣告され、カミサンとオロオロしているとき、
不運にも、老母がボケ症状、いまでいう認知症で入院。
まさに、老老介護、ならぬ2世代闘病の渦中に曝されたわけで、
この様子を見て、Kさんは、タイトルとしては
編集的にインパクトのある題名を考案したわけです。
さて、それから12年、Kさんとは、ほとんど会った記憶がないのですが、
この6月に、当然、メールを貰ったのです。
≪ご無沙汰しております。実は一つ相談があります。
最近、食道ガンと宣告され、がんセンターに入院することになりそうです。
一度、お目にかかりたいのですが≫
正直言って、びっくりしました。
人間の因果といいますか因縁とはおかしなものですね。
入院前に、一度、マクロビオティックのレストランで食事をしながら
僕なりの「食道ガン、切らずに治す選択肢もあるよ」
という話をくわしく説明しました。
もちろん、Kさんは10年以上、僕の闘病歴を蔭から
ずっと眺めてきた人ですから、ガンセンターの外科医に
自分の意思をはっきりと伝え、僕と同じように
「放射線+抗ガン剤」の「切らずに延命」の道を選択したようです。
3か月にわたる長い入院の結果、次のようなメールが届きました。
≪その後、放射線と化学療法を行い、
昨日、内視鏡検査の結果、ガンは見事に消えていました。
今月半ばに、さらに5日間、化学療法のため入院
して一応、当初の治療計画は終わります。
手術を回避でき、ほっとしております。
今後は関根さんのように生活改善、食生活改善に励みたいと思っております。≫
早速、僕は、お祝いと、さらなる養生アドバイスについて
返信メールを送りました。
≪Kさん、それは良かった!
とりあえず「寛解」というわけで、病院では「再発しないように」といって、
さらに抗ガン剤を投与しまくるでしょうから、
あるクールでやめてもらい、
とにかく、化学劇薬で損傷した正常細胞の活性と
からだ全体の免疫力を上げることに、養生専念してください。
いくら、スムーズに食べられるようになるからといって、
「ガンは油断大敵」です。
暴飲暴食や冷え、そして喫煙、ストレスは厳禁です。
初期治療の段階で安心したり、抗ガン剤にかかりすぎたり、
そのうえ、「再発」「転移」して、こじれた後では、
大病院の治療はますます荒っぽくなるばかりで、手遅れとなります。
もうひとつ。ガンは初期段階、そして退院直後に
多少、カネをかけてでもからだに良い「養生法」は励行しましょう。
ここが元気で長生きのキモです。≫と。
もちろん、僕のガン治療の選択肢が「万能」「万全」などと強弁はしません。
また、僕は、ガン相談やガンコーディネーターを
生業としているものではありません。
まえにもこのコラムで書いた通り、食道ガンの場合、難しい手術の
後遺症や合併症がいのちを縮める引き金となるケースが多いですから、
僕は、Kさんの「治療選択」と「生活改善」の決断に、
一先輩患者として、エールを送ったわけです。
ともかく、Kさんも、いまだ半信半疑でしょうが、
いきいきとした息吹の伝わるメールが届きました。
「アドバイスのように過ごしたいと思います。
実は関根さんのケースを参考、天仙液もSODも服用しております。
多分、相乗の効果もあったように思います。」
ま、ガンは油断大敵ですから、「切らずに腫瘍が消えた」といっても、
これからの養生次第で、どう症状が変化するかははかりしれません。
しかし、僕と同じように、
「放射線+抗ガン剤+天仙液+SOD」などの組み合わせで
結果は、一応、腫瘍が消えて「寛解」したわけです。
Kさんも、「切らずに」頑張る――という選択肢を選ばれた訳ですから、
これを「幸運」と考え、なんとしても、ガンに負けない体質改善、生活改善を
腐心して、上手にいのちをほしいと願っているわけです。
とにかく、いまのガン医療制度の基準やマスコミの論調では、
はっきり申し上げて「ガンは局部を切り取れば完治する」という
手術至上主義が常識とされています。
「ガンを切らずに治そう」などといったら、
そんな愚かな、いかがわしいことはやめたほうがよい・・・
そう警告する人が大半だと思います。
一般論ですが、もし、代替療法などで患者にトラブルが起これば、
すぐにマスコミ糾弾の格好のテーマとされてしまうのも実体でしょう。
しかし、西洋医学によるガン医療訴訟もますますあとをたちません。
ガンのような難病に負けない体質を作り、
未来に希望を抱く心身の充実を図る、「養生の知恵」をはぐくむ――
この健康観、人生観を、患者がしっかりと持つことが、
ガン克服のキモということになります。
ガン切るべきか? 切らざるべきか?
はたまた、西洋医学一辺倒に任せるか?
東洋医学や代替療法の知恵も組み合わせるか?
――この選択は、まったくの「患者の自由判断」です。
そして、「患者は壊れた機械」ではありませんから、
「切れば治る」と妄信することもかなり危険だと、僕は思っています。
極論を恐れずに申し上げれば、患者は洋の東西の優劣を決める
「医学・医術論争」などどうでもよいのです。
いのちを掴む、いや、「寝たきり長生き」ではなく、
「元気で長生き」――、これがわが掌中にできれば、
それに勝る喜びないわけです。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]