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台湾元女優、アメリカサンフランシスコ在住。三児の母親である。 子宮頚ガンの手術と乳ガンの温存療法を経て12年になり、現在は、 国際癌病康復協会台湾支部・中華癌病康復協会の理事長として、 西洋医学と漢方療法を取入る統合的な治療法でガンを克服した体験を、 世界各地でガンン撲滅運動などのボランティア、福祉活動を続けている。
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2度のがんを乗り越え、12年となる長いがんと共存する日々を過ごしてきたイディスさんですが、そのがんと診断された時の事や、お気持ちなどを、お話を頂けますでしょうか?
結構長い話になりますから・・・できるだけ短くお話しますよ(笑)
アメリカにいた1997年10月、私は生理の乱れと倦怠感が続いたため、婦人科で検査したところ「子宮頚がん」と宣告され、いきなり雷が落ちたようなショックを受けましたね。また、主治医から5年生存率が20%だと言われた時頭が真っ白になって、生きる希望を見失いました。その上医師の機械的語る口調から、私は一人の人間としてではなく、「がん患者」として扱われていると強く感じましたね。そこで医師の言うことだけを鵜呑みにするのではなく、自分で徹底的に調べ上げてから、治療法を決めようと思いました。なぜなら、治療を受けるのも、病気を治すのも私自身だからです。
冷静になって、たくさんの情報収集から私が選んだのは「円錐切除術」という子宮の部分切除手術を受けただけ、それ以上の治療もしなかったです。しばらくして、手術痕から大量の出血を起こし、自分で車を飛ばして病院へ行き、再度手術を受け、傷口を治療しました。当時医師からは、あと5分遅ければ命に関わる危険状態だと言われました。
その後の日々は、病気が治ったと勝手に自分で決め付け、がん患者だと意識しなかった生活を送っていたなか、1998年8月中旬に日本に立ち寄った時、突然足の痛みや倦怠感に襲われました。そして11月頃、右側の乳腺にしこりができ、再度精密検査を受けたところ2.5cm大きさの乳腺がんだと診断されました。その時初めてがんの怖さを感じたのです。
主治医から右乳房の全摘か、局部切除による温存手術+放射線治療・抗がん剤か選択を迫られたが、一連のでき事から私は病気と闘う上で大きな教訓となりましたね。以前と同じようにいろいろ調べあげて、1999年4月に温存手術を受け、術後にすぐ漢方療法を開始して、5月から33回となる放射線治療を開始しました。その治療の過程で非常につらい副作用があったので、漢方療法のほか、食事療法や、漢方医によるマッサージなどの統合療法も積極的に取り入れながら、「家族のためにも、自分のためにも頑張ろう!」という強い思いで、無事に治療を終え、元通りの生活に戻り今に至ってます。
一般の人ではなかなか想像できないガンと闘う日々を過ごしてきましたね。そこで、がん治療をするに当って、大切なこと、つまり医療知識がなくても、自分に合った治療方法はどのように見つけられるかをお教えて頂けますでしょうか。
そうですね、まず、がんと宣告された時医師の言うことだけを鵜呑みにしないで、これだけがん情報がイン ターネットなどを通じて情報を公開されている時代ですから、自分らしく病気と向き合う、自分で徹底的に情報収集と治療の選択をじっくり調べあげてから、治療にのぞむことですね。
私自身の経験から言うと、担当医だけではなく、ほかの病院も出向いて、ほかの先生の意見も聞き、つまりセカンドオピニオンを受けることも大切ですね。そのほか徹底的にこれまでの自分の生活を反省しつつ深く考えてみた。確かに小さい頃から免疫力が低く、運動をあまりせず食生活のあまり気を使わなかったのです。完璧主義で、何事もきっちりしないと気が済まない性格も病気になったきっかけかもしれませんね。
「医師の治療は全てではなく、その一部に過ぎない」と実感したいまだからこそ言えることは、病気による苦痛や、生活のリズムの変化は患者本人しか分からないので、自分の気持ちを前向きに変え、希望をもって日々を過ごすことが大切です。
がんと長年に付き合ってきた凄い智恵ですね。がんン治療と闘っている患者さんにアドバイスを頂けますでしょうか。
治療を行う上で、大きく4つに分ける事が出来できます。まず、
- 一つ目は、治療法を選ぶとき、全身へのダメージが少ないものを選んだほうが良いと思います。手術は一部だけにとどめ、別の治療法を追加するほうが体への影響は少なくて済みます。特に、生殖器の場合、摘出してしまうとホルモンのバランスが崩れるため、一生ホルモン剤を飲まなければなりませんし、全身に影響が出てきます。特に女性の場合、生殖器がなくなってしまうと、女性としての自信が喪失してしまう人も多いようです。その意味でも、できるだけ身体への負担が少ない治療法が良いと思います。
- 二つ目は、免疫力が落ちている時こそ、再発や転移しやすいことです。なるべく規則正しい生活を送ることが大切です。
- 三つ目は食事に気をつけることです。なるべく肉類は控え、野菜、大豆類を多く摂り、バランスの良い食生活を送って下さい。
- 四つ目は、気持ちのあり方です。自分の人生を見直すいいチャンスだったと思っています。自分の生活はもちろんのこと、自分自身についてもです。
大変貴重なアドバイスありがとうございました。最後にがんと闘う中で大切なことは何かをお教えて頂けますでしょうか。
そうですね、治療の過程で病気による痛みや孤独感を分かち合える友人をもつと、家族との絆が病気 を乗り切る上でもっとも大切なことだと思います。
たとえ医師から匙を投げられても悲観しないで、「絶対に負けない!」という前向きな気持ちをもっていれば、必ず希望の光が射す、辛い闘病生活を乗越えられると思います。 自分らしい治療を選び、生活を見直せば、がんは怖くないです。前向きに毎日を過ごしましょう!
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