[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]前回、マクロビオティック玄米菜食法の原理を解説しました。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]
おさらいすると、幕末・明治の陸軍軍医の石塚左玄が食材に含まれるカリウム(陰性)とナトリウム(陽性)の比率に着目。
カリウム5対ナトリウム1の比率の玄米をもっとも栄養バランスのとれた食材としました。
この石塚理論を実践して自らの肺結核を克服した桜澤如一が中国思想の「易」「陰陽」の原理から玄米を中心として、食材の性質を陰と陽に分類し、体系化した食哲学を「マクロビオティック」と命名。
「食を正せば健康になる」「食を正せば世界は平和になる」と、薬食同源の発想を「人類最高の生命哲学」にまで高めて「無双原理」として世界に広めたわけです。
ちなみに「無双原理(むそうげんり)」とは「比べるものがないほどすばらしい宇宙・自然の法則」といった意味で「食生活はもちろん、いのちの原理は左右、男女、動静、熱冷など相対する“陰と陽”のバランスを図って中庸・調和を保つことにあり」と体系化したのです。
「陰陽」というと占い師などを思い出してちょっと馴染み難いという人もいるでしょう。
しかし、別図のように宇宙自然は微妙なバランスで成り立つという考え方なのです。
マクロビオティックでは陰陽の最もバランスのよい食べ物・玄米を中心にして陽(体を温める)の食べ物と、陰(体を冷やす)の食べ物を分けて考えたわけです。
前回挙げた「陰陽食品表」を参考に、あなたも極端に「陰と陽」に片寄らないように、玄米を主食に豆類、根菜類などの煮物を副菜の中心としてバランスのとれた食事を心がけてみて続けてください。
[/vc_column_text][vc_single_image image=”10524″ img_size=”” alignment=”center”][vc_column_text]「陰陽の原理」「カリウム対ナトリウムの比率」「陰陽食品表」から、玄米や根菜類が比較的が調和の取れた食べ物ということがわかったと思いますが、なぜ、人間のいのちには玄米・穀類が第一で、肉類は二の次なのか?
誰でもが肯(うなず)ける次の「自然の法則」=「たとえ話」で覚えておきましょう。
人間の歯は永久歯で28本から32本あります。
このうち20本から16本が臼歯で、穀類や木の実、豆をすりつぶす歯です。
門歯は8本で、野菜、海草、芋などを食べるのに適しています。
残りの4本が、犬歯で肉食動物のキバです。
ただし、肉食動物ほど尖っていませんから、肉よりは魚介類などを食べるのに適しているといわれています。
歯の種類の割合で、本来、人間の理想的な食事内容の割合が決まっているというわけです。
「5対2対1」の割合で、穀類、野菜、たんぱく質を摂ればよいということになります。
このように食材の選び方、バランスが大事になってきます。
いわば、マクロビオティックの陰陽原理とは、誰でもが知っている格言=「過ぎたるは及ばざるが如し」を警告するものだ、そして、なかなか奥深い「いのちの調和哲学」だと覚えておきましょう。
理屈の上では、僕のような痩せ型の「陰性」の体質の人は「陽性」の食べ物を、粘液質の「陽性」の人は「陰性」の食べ物をとって
バランスを図ることになりますが、腸内腐敗を引き起こす肉類や体を冷やす果物、さらに農薬、化学添加物の入った精白製品や甘味類の過食は禁物です。
体内の血液を汚してさまざまな病気に罹りやすい体質となってしまうからです。
飽食過食や暴飲暴食をしながら「消化剤」で誤魔化すといった生活がもっとも危険です。この表の中の「比較的バランスのとれた食品群=玄米菜食」を日々、摂取し続けることはガンばかりか、若い女性たちのダイエット、また、お母さんたちの母乳にもよいことはありません。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]