《第38号》人体は「試験管」にあらず、患者は「壊れた機械」にあらず

ガンは確かに、手術、抗ガン剤、放射線という、応急処置治療が効果を現わすこともあるわけですが、いわゆる切り傷やタンコブのようにただ切り取れば完治すると考えたら、とんでもない目にあうことがあります。

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僕の先輩同輩の中には、

手術⇒再発⇒再手術・抗ガン剤⇒

再再発⇒抗ガン剤⇒転移⇒抗ガン剤⇒

余命宣告⇒緩和病棟・・・と悪循環をたどり、無念にも命を落とした人たちが何人も出て、ほんとうに悲しい思いをしました。

僕のようにガンの「和戦派」を選ぶか、過激な手術や抗ガン剤に挑む「好戦派」の道を選ぶか?

それは、ガンの種類や症状、そして年齢や体質、さらに患者の持つ人生観によって選択の自由はあるのですが、ガンは心身全体を蝕む「突発性老化病」といわれる難病ですから、大学病院やガン専門病院の「治療」のほかに、患者自らの「養生」がとても大切なのです。

とくに、そのガン在宅療法の必要性を書いているのが、月刊「むすび」誌にいま連載中のエッセイです。

まえにも紹介させて頂きましたが、<ガン切らずに延命10年――いのちの玄米菜食>と題するもので、今発売中の「むすび」誌4月号には、

≪第4回 人体は「試験管」にあらず、患者は「壊れた機械」にあらず≫

という話を掲載しています。

マクロビオティック食養生法の始祖・桜澤如一が翻訳したフランスの医師・ルネ・アランジー(Rene Alandy)の「西洋医学の没落」(のちの「西洋医学の新傾向」と改題)と、それに賛同した漢方医学者・中山忠直の自著「漢方医学の新研究」

という、今の時代でも目からウロコの落ちるちょっと興味深い2書を紹介する内容です。

すでに80年前に、いかに西洋医学に限界があるか?

なぜ東洋の医学・哲学が優れているか?

なぜホリスティック(全体医学)が必要か?

ということについて説いたものです。

<「人体は試験管にあらず」「内科が医学の正道」

と西洋医学の機械主義、外科至上主義を批判。

西洋薬の「一味主義」より漢方薬の「複味主義」、つまり相乗力、複合力の優秀性を説いて、「漢方(東洋医学)と洋方(西洋医学)を綜合し、之によって混成医学を組織せん」と日本独自の統合医療の提案をするものです。>

すでに「むすび」誌を愛読している読者もおられるでしょうが、もし興味があれば、以下のHPで確かめてみてください。

正食協会
Macrobiotic for your life. マクロビオティック クッキングスクール、マクロビオティック各種セミナーをご案内しております。

さて、ガン病棟を退院後、僕がとくに日々続けてきた「マクロビオティック」とは、10年前に、僕が始めたころは、「えー? マクロ? 魚のマグロを食べてガンを治すの?」とトンチンカンなことを言うひとも何人かおりましたから、世間ではあまり知られていませんでした。

いまは、若い女性で「マクロビオティック」を知らない人はほとんどいなくなりました。

病気直しというより、痩身や美容の食事療法としてすっかり有名になってきたわけです。

ヘルスケアとは、すぐ薬に頼るのではなく、日々の「食生活」から築こう・・・

こうした発想法が普及したことはとても素晴らしいことだと思っています。

いわゆる市民大学や教養講座セミナーのみならず、有名大学の公開セミナーにも「マクロビオティック」の講座が開設されているのをみて、十年一昔、隔世の感があります。

まさに<人体は「試験管」にあらず、患者は「壊れた機械」にあらず>です。

<生命在脚下 希望在心中>です。

繰り返しますが、ガンのような難病を克服するためにはただ医師や病院にすがるだけでなく、「足もと」の日常生活、とくに食生活を見直しましょう。

もちろん、完治できるかどうかは、時の運もあって分かりませんが、『劇薬で病状悪化』や『寝たきり長生き』の不安や状態からは脱出できるはずです。

いまや長寿難病といわれる時代です。

自癒力を高めながら、みなさん、上手にいのちを掴みましょう。

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