[vc_row padding_top=”10px” padding_bottom=”30px”][vc_column][vc_column_text]明治大学教授・斉藤孝さんの260万部ベストセラー、「声に出して読みたい日本語」シリーズの第6弾、「人生を祝祭にする言葉」という本が送られてきました。[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row][vc_row padding_bottom=”0px”][vc_column][ultimate_carousel slides_on_desk=”1″ slides_on_tabs=”1″ slides_on_mob=”1″ arrow_style=”square-bg” arrow_bg_color=”#3083c9″ arrow_color=”#ffffff” dots=”off” adaptive_height=”on” item_space=”0″][vc_single_image image=”7260″ img_size=”full”][vc_single_image image=”7261″ img_size=”full”][/ultimate_carousel][/vc_column][/vc_row][vc_row][vc_column][vc_column_text]送ってくれたのは本書の担当者であり、いくつかの僕の本も編集してくれたことのある、名編集プロデューサーの斉藤則教さんです。[/vc_column_text][vc_row_inner][vc_column_inner width=”2/3″][vc_column_text]読むと元気のエネルギーがふつふつと湧いてくる内容です。
著者の斉藤孝さんの「はじめに」から本の意図を紹介してみましょう。
「人は喜びにあふれると、声が出る。身体の裡に蓄えられていたエネルギーが声になってあふれ出す。(略)祭りの『ワッショイ!』という声は、まさに身体と宙をゆさぶる祝祭の響きだ。(略)『求めよ、さらば与えられん』という言葉にあるように、求めていれば、ささやかなものでも祝祭となる。(略)」
そして、古来の流行歌「えいじゃないか」や歌謡「催馬楽」に始まって、夏目漱石、正岡子規、永井荷風、太宰治、志賀直哉など先人の名言が60数編、厳選されています。とくに僕がエンパシー(共鳴)し、声を出して読みたくなったのは次の一編です。[/vc_column_text][/vc_column_inner][vc_column_inner width=”1/3″][vc_single_image image=”10798″ img_size=”full” alignment=”center”][/vc_column_inner][/vc_row_inner][vc_row_inner][vc_column_inner][vc_column_text]≪悟りといふ事は如何なる場合にも平気で死ぬる事かと思って居たのは間違ひで、悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きて居る事であった≫(『病状六尺』 正岡子規)
皆さんも、一度手にとって、好きな金言を選んで、「声を出して」読んでみましょう。毎日がトキメキます。人生を「祝祭する」ことの大切さが分かります。
さて、日々、心に「お祭りのエネルギー」を高めることが上手な先輩先達とは、僕のまわりに何人もおられます。僕が日刊連載「ガンは絶望病にあらず」を続けている、人気ブログ・HIQの主宰者・作家で実業家の邱永漢さんは、いまなお、多くのファンから「お金の神様」と慕われる86歳。
現存の直木賞作家の最長老であり、すでに500冊の著作を数える現役です。漢方秘薬・薬膳にも精通していますが、日々「お祭り心」を高めることの上手な元気長寿の達人だと思っています。
中国大陸はもちろん、南米へ、アフリカへ、各地に数十名の投資考察団を率いて飛び回り、世界の「経済の流れ」「お金の流れ」を探るばかりか、毎年、新たな起業を立ち上げていることは有名です。[/vc_column_text][/vc_column_inner][/vc_row_inner][vc_row_inner][vc_column_inner width=”2/3″][vc_column_text]大昔となりますが、僕が「週刊ポスト」の編集長のころ、邱さんには、毎年、読者を元気づける連載エッセイをお願いしてきました。
とくに印象に残っているのは「景気と元気は≪花見酒≫から」という世の中を「お祭り」にする金言。 いまでいう「サプライズ」の元気キーワードでした。
もちろん、その頃も日本は円高や欧米からのバッシングに苦しみましたが、皆、お祭り心が旺盛で、邱さんのご託宣の通りに、世界に「元気のタネ」「景気のタネ」いや「お祭りのタネ」を撒いたわけです。
ですから、お蔭で僕の週刊誌も1号あたり「実売100万部、広告1億円」「年間売上100億円」。いまの出版不況から見たら「目を見張る」元気のパワーで驀進したわけです。昔の自慢めいた話はともあれ、86歳の邱さんには自らの人生を高揚させる「処世訓」があります。
「必要是発明之母、偶然是成功之父」=「必要は成功の母 偶然は成功の父」です。次のように解説しておられます。
「『必要は発明に母』――ここまでは誰でも理解できることだと思います。私がこのあとに『偶然は成功の父』とつないだのは志のある者が一生懸命やっていると、思っても見なかったひょんなことから成功のきっかけがつかめるようになる。だから、偶然をバカにしてはいけない(略)懸命の努力をしないわけには行きませんが、そのプロセスで偶然に起ったことをバカにしてはいけないのです。偶然は人生における大きな出会いのはじまりです。」と。
こうした金言は並みの経済学者や評論家の口からは出てきません。「神様」「先生」「仙人」と呼ばれても、ただ雲とカスミを食っているのではなく、果敢に、人やお金のエネルギーの流れを探知し、この世の「運も縁」も自在に楽しんでいる。まさに、絶望から希望を達成してきた予見実践家ならではの「運命も乗り越える金言」だと思います。
先日も、HIQの読者の質問に、いかにも邱永漢さんらしく、人生を楽しくさせるエネルギッシュな答えを返しておられました。
Q=「邱さんの絶え間ないエネルギーや着想の豊富さはどこからくるのですか」
A=「人間は生きている限り自分が面白いと思ったことをやればいいと思います。例えば生活のために時間を売るような仕事をやって一日に時計を30回ぐらい見るんじゃつまらないんじゃないでしょうか。(略)
私の場合は世の中がどう移り変わっていくかに興味を持っておりますので、そのためにいつも好奇心を燃やしています。(略)自分が面白いと思うことをやることですよ。」[/vc_column_text][/vc_column_inner][vc_column_inner width=”1/3″][vc_single_image image=”10797″ img_size=”full” alignment=”center” css=”.vc_custom_1486530740243{margin-top: 460px !important;}”][vc_column_text css=”.vc_custom_1486530525826{margin-top: -20px !important;}”]
邱さんはジーンズがよく似合う86歳。
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